下請けは悪か?

職人さんは、多くの方がB to Bの取引形態だと思うんですが、仕事をもらう側の立場なので、いわゆる「下請け」の立場になる方が多いのではないかと思います。

下請けと言うと、何だか悪いイメージを持たれることもあるようで、製造業とかですと、下請けからの脱却を目指す!みたいなことを目標に掲げる企業さんなんかもあります。

でも、下請けって、そんなに良くないことなんでしょうか?

下請けに対する悪いイメージは、その取引形態ではなく、「優位な立場を利用して、工賃を叩いたり無理難題を押し付けたりする」ような悪しき慣習ではないかと。

じゃあ、きちんと適正な対価を支払ってくれて対等の立場で取引してくれるのであれば、下請けであることになんら問題は無いのではないでしょうか?

下請け自体は悪でも脱却するものでもない

例え下請けでも、取引相手がきちんとお付き合いしてくれるなら、無理にそこから抜け出す必要なんてないと思うんです。

だって、集客や集金なんかを肩代わりしてくれてるって考えたら、こんなに有難いことはないですよね?

下請けであること自体を問題視するのではなく、適正な対価を支払ってくれてくれるかどうかが大事なんだと思います。

その為には、何でも言いなりになるのではなく、きちんと主張するべきはして、対等の立場での取引関係を構築することが最も大事なことです。

また、一つの取引先が占める売り上げの割合なんかも大事なことなんですが、それはまた別の話で。

職人販促アドバイザー 栗田裕史(くりたひろし)

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心のシミも抜く染み抜き屋|栗田裕史.com

1969年京都生まれ京都育ち。染色補正という裏方の業種の職人でありながら、BtoBからBtoCへ挑戦。全て自力でサイトを作り「なをし屋」という屋号で、表舞台へと出る。 クリーニング師・染色補正士・京友禅伝統工芸士の三種の国家資格を持つ職人。

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