出る杭を打つ暇があるなら、自分も出ればいい

「出る杭は打たれる」1 才能・手腕があってぬきんでている人は、とかく人から憎まれる。 2 さし出たことをする者は、人から非難され、制裁を受ける。(コトバンクより参照)

まぁ要するに「自分より目立つ奴はとにかく気に入らない」という粘着質な人が世の中には多いということですね(笑)

職人の世界は、新しい考えややり方を柔軟に受け入れるということがあまりされない世界のようで、今までのやり方なんかと違うやり方で飛び抜けたり目立ったりすると、出過ぎた杭のように叩かれてしまうことが少なくないようです。

そういう考えに至る過程自体が陰湿なので、行動もやはり陰湿です(笑)

自分の力で新しいことを始めたり、今までとは違う視点で何歩も抜きん出たりする人が現れると、その人を仲間内で貶めたり揶揄したりして、溜飲を下げるのです。

ホントは下がらないけど(笑)

そのような場面に出くわしたり話を耳にする度にボクは強く思うのですが、そんなくだらないことに労力と時間を費やして、一体何の得があるんでしょうか??

こういう行動に至る人たちの行動原理の根本に必ずあるもの。それは嫉妬

その人の仕事が順調なことなのか、しがらみなく自由に活き活きと仕事をしていることなのか、嫉妬の対象になることが何なのかはそれぞれのケースによるのでしょうが、共通しているのは、出る杭を打つ人たちは、出た杭が羨ましくて仕方がないんですね。

羨ましいけど自分には出来ない(と思い込んでいる)から、悔し紛れにその人を貶めたりすることで、自分の認めたくない面を見ないで済むように自分の心をごまかしているんだと思います。

貶めたり揶揄したりする暇があるなら、真似しちゃえば?

嫉妬心を持つということは、自分も出来ることならそうありたい、と思っているということに他ならない。

だったら、悪口や陰口を叩いて自分の本当の気持に蓋をしたりせずに、自分もやってみればいいんです。

「アイツが上手くいったのは運や才能があってこそ。同じようには出来ない」

そんな風に思われるかもしれません。

だったら、その上手くいってる人のやり方を真似すればいいじゃないですか!

もちろん、会社の規模や経営の形態、事業内容など、単にそのまま真似することは出来ない場合が多いと思いますが、良いと思う部分を自分の環境に当てはめて、カスタマイズしてどんどん取り入れれば良いんですよ。

そんなことはプライドが許さない??

貴方にとってのプライドって、一体何ですか?

自分の気持に蓋をして、頑張ってる人を貶めたり揶揄したりしてる方が、よっぽどプライドのない行動だと思いますけどね。

出る杭を打って溜飲を下げるようなアホなことしてる暇があるなら、貴方も出ちゃいましょうよ。

思い切ってどーんと高く出ちゃうと、引っ込んでる杭なんて見えなくなりますよ(笑)

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心のシミも抜く染み抜き屋|栗田裕史.com

1969年京都生まれ京都育ち。染色補正という裏方の業種の職人でありながら、BtoBからBtoCへ挑戦。全て自力でサイトを作り「なをし屋」という屋号で、表舞台へと出る。 クリーニング師・染色補正士・京友禅伝統工芸士の三種の国家資格を持つ職人。

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