経営者は、寝る時以外は仕事

突然ですが、職人の皆さん、一日何時間ぐらい作業してますか?

ボクの場合、作業そのものは8時間ぐらいでしょうか。

少ないとお思いの方もおられるかもしれませんね。

でも、あくまで作業をしている時間であって、働いてる時間ではありませんよ。

それに、ボクの仕事は集中力を欠いて漫然と作業を続けてると思わぬアクシデントが起きやすいので、集中出来る時間内で作業を終えた方が良い面もあるのです。

作業の時間以外には、お客さんへのメールの返信や、見積もり品の診断など、その他にも諸々の仕事があって、正直なところ、時間がいくらあっても足りないぐらいです。

そんな日々ですが、仕事を終えて家に帰れば、ほっと一息、家族と食事をしてお風呂に入って、あとは寝るだけ・・・と思いきや、仕事はまだまだ終わりません(子供を寝かしつける際に一緒に寝てしまうこともありますけどねw)

子供が寝た後は、ブログを書いたりネットで情報収集したり。さらに、ボクはサイトを全て自分で作って管理しているので、各サイトの細かな更新や手直しをしたり・・・といった具合に、人間が寝なくて済む生き物だったら、何時間でも仕事出来るのに・・・ってぐらい、仕事してます(笑)

「作業終えたらゆっくりしたり飲みに行ったりしたいよ。仕事場出てからまで仕事のこと考えたくないよ~」って思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

勤めている方なら、そのほうが次の日からの仕事のパフォーマンスも上がると思います。

でも、多くの職人さんが忘れている、あるいは考えないようにしているように思うのですが、職人といえども、例え独りであっても、「雇われていなければ、全ての職人は経営者なんです」

経営者なら、寝る時以外はいつも仕事のことを考える

経営者の仕事は何か? 

それは、利益を出して経費や給料を支払い、会社を存続させることです。

職人という立場だけで考えたら、良い仕事をして、それが終われば自分の好きなことだけすれば良いのかもしれません。

でも、我々は職人であり尚且つ経営者でもあるからには、一日の作業を終えたからといって、のんびりまったりとしていられないのです。

休日に家族や友人との時間を楽しみつつも、頭の片隅には仕事のことが常にある。

それが経営者。

それがどうしても嫌なら、経営者という立場と市場から退場するしかないのです。

でも、そんな人生はつまらないよ・・・と思った貴方、そうではありません。

我々経営者には、勤めている人にはない最大の特権があります。

それは、自己の裁量で、好きなように仕事を出来るということ。

それを最大限に活かせば、仕事に関わることは全て楽しくなってきますよ。

だって、やったこと全ての結果が自身の功績であり責任になるのですから。

じゃあ、楽しく仕事をするには?という話は、いずれまた。

職人販促アドバイザー 栗田裕史(くりたひろし)

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心のシミも抜く染み抜き屋|栗田裕史.com

1969年京都生まれ京都育ち。染色補正という裏方の業種の職人でありながら、BtoBからBtoCへ挑戦。全て自力でサイトを作り「なをし屋」という屋号で、表舞台へと出る。 クリーニング師・染色補正士・京友禅伝統工芸士の三種の国家資格を持つ職人。

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